大手事務所からの独立は、彼に絶対的な表現の自由をもたらした。楽曲のプロデュースはもちろん、アートワーク、MVのプロデュース、さらにはマーチャンダイジングの設計に至るまで、自らのビジョンを妥協なく反映できる環境が整ったのだ。
このセルフプロデュース体制(DIY精神)が、作品の純度を圧倒的に高めている。制作における試行錯誤や生の感情すらもファンと共有するオープンなアプローチは、従来の「完璧に作り込まれたエンターテインメント」とは一線を画す。嘘のないリアリティが、コアなファン層はもちろん、新しい世代の音楽ファンの信頼を勝ち得ている理由だ。