「心臓がバクバクして、呼吸の仕方が分からなくなった。本当にこのまま死ぬのだと思った」
都内のIT企業に勤務する男性(24)は、締め切り前夜の体験をそう振り返る。彼が口にしたのは、海外製のエナジー錠剤と、眠気覚まし用の強炭酸飲料。わずか3時間の間で、摂取したカフェイン量は合計で800ミリグラムを超えていた。これは一般的な成人の1日あたりの許容量(400ミリグラム)の倍に相当する。
搬送先の医師によると、男性は急性カフェイン中毒を引き起こしており、血圧は異常値を示し、軽度の不整脈が発生していたという。一歩間違えれば心停止に至る可能性もあった、極めて危険な状態だった。