高校在学中に雑誌の読者モデルとして発掘された冨永愛は、17歳で単身ニューヨークコレクションに挑戦。当時はアジア人モデルに対する偏見や壁が色濃く残る時代でしたが、その鋭い眼差しと唯一無二のウォーキング技術で瞬く間にトップメゾンの心を掴みました。
ディオール、シャネル、グッチなど名だたるハイブランドのショーを総なめにし、パリ、ミラノ、ニューヨークの第一線で活躍。出産による一時休業や子育て期間を経て復帰した後も、円熟味を増した表現力で国内外のファッションシーンを牽引しています。単なる「背が高いモデル」に留まらず、日本人としてのアイデンティティを誇りに変えて戦い抜いてきた軌跡こそが、彼女の佇まいに揺るぎない説得力を与えています。