宮本佳長の名が世間に知れ渡ったのは、決して平坦な道のりゆえではない。小泉純一郎元首相と元妻・宮本佳代子さんの離婚によって、佳長は母親のお腹の中にいるときに小泉家と離れる運命をたどった。兄である孝太郎、進次郎とは異なる環境で育ち、長く「父と兄たちに会えない日々」を過ごしてきたのだ。
多感な時期を母子家庭で過ごし、自力で道を切り開いてきた佳長。大学卒業後は不動産関係の仕事に就き、一般のビジネスパーソンとしてのキャリアを積んでいる。彼が小泉元首相や兄たちと再会を果たしたのは、2008年の純一郎氏の政界引退がきっかけだった。実に30年近くの歳月を要した、血の繋がった家族の再会劇である。