入社当初、竹俣紅に対する世間の風向きは必ずしも追い風ばかりではありませんでした。SNSや匿名掲示板では「タレント気取りの女子アナ」「棋士を腰掛けにしていたのではないか」といった辛辣な書き込みが散見されたのも事実です。特に2026年に刊行された初のフォトエッセイ『紅本』では、清楚なドレス姿やグラビア的なカットが一部でクローズアップされたため、「アナウンサー試験対策の売名ではないか」といった偏見を持たれることもありました。
しかし、入社から数年を経た現在、ネット上の反応は180度の大転換を遂げています。
「競馬番組を見ていて、話すスピードのコントロールや騎手の名前の言い淀みのなさが群を抜いている」
「競馬の専門用語をただ並べるのではなく、初心者にもスッと入るように咀嚼して伝えてくれる」
「元棋士の肩書を自分からひけらかすことが一切なく、アナウンサーとしての黒子に徹している姿勢が好印象」
5ちゃんねるのテレビ実況スレッドやX(旧Twitter)での視聴者ポストを分析すると、彼女の評価を劇的に変えたのは「画面から滲み出る準備の量」でした。写真集やタレント活動で見せていたビジュアル先行のイメージは、今や「知的でストイックな努力家」という盤石の実力評価へと完全に上書きされています。