シリーズ完結編として大ヒットを記録した映画『ちはやふる -結び-』において、佐野勇斗が演じた役名は筑波秋博(つくば あきひろ)です。主人公・綾瀬千早(広瀬すず)たちが3年生となり、後輩を迎える立場となった瑞沢高校かるた部に入部してきた、極めて個性の強い新入生でした。
筑波秋博は、北海道特有の「下の句かるた」で圧倒的な実績を持ち、競技かるた(百人一首)の世界でも「自分は強い」と信じて疑わない自信家。3人の幼い弟たちを深く慈しむ良き兄という一面を持ちながらも、試合で劣勢に立たされたり自分の思い通りにいかなくなると、露骨に不機嫌になって激しく「チッ」と舌打ちを繰り返す悪癖を持っています。
撮影が行われた当時の佐野勇斗の年齢は19歳(2018年3月の劇場公開時は20歳)。すでに5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしてティーンの間で絶大な支持を集めていましたが、全国公開の大作映画における主要キャストとしての抜擢は、俳優・佐野勇斗にとってキャリアを大きく左右する大勝負の場でした。