藤原紀香と片岡愛之助の現在|結婚10年の夫婦仲と跡継ぎ問題の真相

藤原紀香と片岡愛之助の現在|結婚10年の夫婦仲と跡継ぎ問題の真相

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梨園に嫁ぐ女性にとって最も過酷な命題とされるのが「男子の出産」、すなわち名跡の継承問題です。結婚当時、紀香は44歳、愛之助は44歳。結婚会見で紀香は「子供は神様からの授かりもの。できれば産みたいですが、夫の仕事のサポートを第一に考えたい」と謙虚に語り、愛之助も「養子でも構わない。歌舞伎界には養子縁組の歴史がいくらでもある」と妻を庇いました。

現在に至るまで二人の間に子供はいません。しかし、これが理由で松嶋屋内部で不協和音が生じているかといえば、現実は全くの逆です。その背景には、片岡愛之助自身が辿ってきた特異な生い立ちが深く関係しています。

愛之助は歌舞伎の家柄の出身ではなく、大阪の一般家庭(実家はスクラップ工場経営)に生まれました。子役オーディションを経て十三代目片岡仁左衛門に見出され、二代目片岡秀太郎の養子・部屋子となることで「六代目片岡愛之助」を襲名した、いわば「自らの実力で道を切り拓いた叩き上げ」の役者です。歌舞伎界の歴史を紐解けば、血縁に固執せず、才能ある弟子を引き上げて養子に迎え、名跡を繋いできた実例は枚挙にいとまがありません。

現在、松嶋屋一門には若手の有望な弟子たちが所属しており、愛之助自身がそうであったように、技術と志を持つ後進を育て上げ、名跡を継承させていくルートがすでに現実的な視野に入っています。世間が騒ぎ立てるような跡継ぎ問題による家庭内軋轢は存在せず、伝統芸能の継承を広い視野で捉える愛之助の度量と、それを全面的に後押しする紀香の覚悟によって、極めて円満に解決されているのが現場の真相です。

森 瞳
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森 瞳

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