曽々木海岸は、志賀町から輪島市にかけて広がる名勝・能登金剛と並び、能登半島を代表する海岸景勝地です。昭和時代から国の名勝および天然記念物に指定されており、日本海の激しい波食作用によって形成された海食崖や洞門、奇岩が約2キロメートルにわたって連続しています。
この地域一帯は「日本列島がユーラシア大陸から分裂した時代の火山活動」を物語る流紋岩や凝灰岩が露出しており、地質学的にも極めて貴重なエリアです。震災による崩落や隆起は、景観の破壊であると同時に、地球のダイナミックな造山活動の一幕でもあります。
能登金剛の巌門(がんもん)やヤセの断崖とともに、曽々木海岸の窓岩は、何十万年という地球の歴史のなかで姿を変え続ける「生きている大地」の象徴として位置づけられています。