今回、美祢市および調査チームへの取材によって、一般非公開エリアに関する最新探査データの一部が明らかになった。近年のレーザー測量技術や高精度ドローンを用いた3Dスキャニング調査により、観光ルートの背後に広がる「未踏の枝洞」の詳細な立体マップが再構築されている。これまで立ち入りが制限されていた極小の隙間の先に、巨大なホールや未発見の水没シフォンが存在することがデータ上で裏付けられた。
調査関係者によると、これら非公開ゾーンの鍾乳石は極めて脆く、人間の吐く呼気やわずかな温度変化で変色・劣化するリスクがあるため、環境省の指導のもとで厳格な保護措置が敷かれている。立ち入ることは叶わないものの、得られたデジタルデータは洞窟全体の地下水流動メカニズムを解明する決定打となっており、地底湖の水質モニタリングと併せて、将来的な保全計画の強固な基盤となっている。