血液中の抗体だけでなく、ウイルスが最初に付着する「鼻や喉の粘膜」の強さも決定的な差を生みます。ここで活躍するのが「IgA(免疫グロブリンA)」という抗体です。かからない人たちは、このIgAの分泌量が極めて多く、かつウイルスの変異に柔軟に対応できる質の高い抗体を持っていることが判明しました。
乾燥する冬場でも、彼らの喉は常に潤い、強力なIgAのバリアで覆われています。ウイルスが細胞に結合して増殖する隙を一切与えません。日常的な水分補給や適切な湿度の維持が推奨されるのは、この粘膜免疫を極限まで高めるためなのです。