今市隆二のビジュアルの変化を語る上で欠かせないのが、彼が追求し続けるソロ活動の存在だ。ソロアルバム『GOOD OLD FUTURE』で魅せたような、ヴィンテージな音楽空間と現代的サウンドの融合は、彼自身の美意識の結実でもある。
名門レーベルrhythm zoneから放たれる作品群において、彼は一貫して自身のルーツであるR&Bやクラシックソウルへの深いリスペクトを表現してきた。楽曲が持つソウルフルな手触りと、飾り気を削ぎ落とした素顔のビジュアルは美しく共鳴している。音楽的深みが増すにつれ、彼のビジュアルもまた、不要な装飾を捨て去る引き算の美学へと移行しているのだ。