ネット上のランナーコミュニティで時折見かける「コースがきつい」という感想ですが、実際の地形データを紐解くと意外な事実が浮かび上がります。日本陸連公認となっている古戦場ハーフマラソン コースマップを確認すると、発着点となる一関市花泉運動公園周辺を基点に、田園風景と集落を抜けるルートが設定されています。
注目すべき古戦場ハーフマラソンの高低差は、コース全体を通じて約20メートルから30メートル前後の緩やかなアップダウンにとどまります。激坂と呼ばれるような極端な傾斜は存在しません。それにもかかわらず一部で厳しいと言われる主な要因は、視覚的には平坦に見える「だらだらと続く微細な傾斜」と、遮るものの少ない田園地帯特有の「風の影響」にあります。
特に後半の15キロ以降、疲労が蓄積した脚に地味な上り傾斜が重なることで、体感的な負荷が一気に跳ね上がります。地形の起伏そのものよりも、見えない傾斜に体力を削られない冷静なレース運びができるかどうかが、このコースの難易度を左右します。