彼がメインキャラクターとして選んだのは、野性味あふれるファイター・ブランカだった。スタンダードな波動拳キャラではなく、奇襲と荒らしに長けたブランカを選んだセンスこそ、狩野英孝というエンターテイナーの真骨頂と言える。
セオリー通りにいかない彼の立ち回りは、相手の計算を根底から打ち砕く。予期せぬタイミングで繰り出されるローリングアタックや、画面狭しと暴れ回る野生の勘。格ゲー界の常識にとらわれない自由奔放な操作が、熟練プレイヤーたちをパニックに陥れていく。まさに「予測不能の野生児」がデジタル空間で大暴れする様は、見ている側を一瞬で虜にする中毒性に満ちている。