カナダの地震でタワー倒壊?拡散動画の真相とCgデマの正体を追う

カナダの地震でタワー倒壊?拡散動画の真相とCgデマの正体を追う

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噂の舞台とされたカナダの実際の地震環境はどうなっているのでしょうか。カナダ国内の地理と地質学的背景を正しく理解すると、トロントのCNタワー倒壊が完全な嘘である理由がより鮮明になります。

まず、有名なCNタワーが位置するオンタリオ州トロントは、北米プレートの強固な内部(安定陸塊)に位置しています。有史以来、超高層ビルに構造的損害を与えるような巨大地震が発生した記録は事実上ありません。東部カナダでも微小な有感地震は稀に観測されるものの、街のシンボルがへし折れるような激震が起きる地質構造ではないのです。

一方、西海岸に位置するブリティッシュコロンビア州のバンクーバー周辺の地震リスクは全く性質が異なります。沖合にはカスケード沈み込み帯が存在し、カナダの大地震の過去記録としては1700年のカスケード地震(推定M9.0)が知られています。将来的な超巨大地震の発生リスクは確かに指摘されていますが、カナダ地震の最新公式被害情報を見ても、現在において都市部を壊滅させるような地震やタワー倒壊事故は一切起きていません。

木村 陽翔
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木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。