上白石家の教育方針において一貫しているのは、「本人が夢中になれるものを応援し、自立心を育む」という姿勢だ。父親の知的な探求心と、母親の芸術的な感性が融合した家庭内では、勉強や習い事を力づくで押し付けるような場面は一切なかった。
好奇心を示したことに対して、親が先回りして答えを与えるのではなく、自ら考え表現させる余白を残す。失敗を恐れずに挑戦する肯定感を育てる子育ての成果が、現在の彼女が持つ謙虚でありながら芯の強い人間性を形作っている。この教育論は、教育関係者の間でも現代的な子育ての好例として度々注目を集めている。