一連の騒動が残した最も深い傷痕は、彼に期待を託した有権者たちの無力感と人間不信である。「自分たちの声を届けてくれるかもしれない」と信じた若者たちは、裏切りという形で冷や水を浴びせられた。結果として、「結局、誰を選んでも同じだ」という政治的無関心をより一層強固にしてしまった側面は否定できない。
また、地方議会側にも課題が残された。多様なバックグラウンドを持つ人材を受け入れる多様性と、公職者としての適正や資質をどう見極めるかという二律背反の課題である。パフォーマンスで獲得された議席が不祥事によって失われるたび、地方自治の信憑性は削り取られていく。