爽快感ばかりが強調される「足裏ずるむけ」ですが、専門知識なしに行うと取り返しのつかない事態を招くことがあります。絶対に押さえておくべき足裏ずるむけ注意点として、以下のリスクが挙げられます。
最大のリスクは、水虫角質パック危険性です。かかとが白く粉を吹いてガサガサになっている場合、単なる乾燥による角質肥厚ではなく「角化型水虫(白癬菌感染症)」である可能性が疑われます。白癬菌に感染して炎症を起こしている皮膚に強酸性のピーリング液を使用すると、皮膚バリアが完全に崩壊し、患部が爛れて激痛を伴う重篤な二次感染(蜂窩織炎など)を引き起こす恐れがあります。痒みがないからといって水虫を否定することはできません。
また、深いひび割れがある状態でのかかとひび割れ改善を目的とした使用も禁忌です。亀裂から薬剤が真皮層に直接浸透し、激しい痛みを伴う化学熱傷を生じさせます。ひび割れが深く血がにじむような状態であれば、角質パックではなく皮膚科を受診し、尿素系軟膏やヘパリン類似物質による保湿治療を優先しなければなりません。