全156話の集大成となった最終週では、長年二人三脚で雑誌『あなたの暮し』を牽引してきた花山伊佐次の最期と、残された常子の決意が情感豊かに描かれました。病魔に侵され、自らの死期を悟った花山は、最後まで原稿用紙に向かい続けます。病床を見舞った常子に対し、花山が絞り出すように伝えた「あなたの作ったこの雑誌は、日本の女たちを本当に幸せにした」という労いの言葉は、視聴者の涙を誘いました。
花山が静かに息を引き取った後、常子は彼が遺した最後の表紙イラストと対面します。そこには創刊当時の想いと、生活者への無垢な愛が込められていました。最終回のラストシーンでは、緑豊かな並木道を力強く歩き出す常子の姿が映し出されます。父・竹蔵と交わした「家族を守る」という約束を果たし、さらに日本中の家庭に温かな灯をともした常子の凛とした笑顔で、物語は幕を閉じました。