ファンの間で「あの柄はどのブランドか」と絶えず議論が交わされてきた。関係者やスタイリストへの取材により、彼がプライベートや雑誌の撮影で愛用する主要ブランドの全貌が見えてきた。特に頻出するのが、ドメスティックブランドの代表格である「WACKO MARIA(ワコマリア)」や「Needles(ニードルズ)」、そしてベルギー発のアヴァンギャルドブランド「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」だ。
中でも彼の代名詞とも言えるのが、大判のグラフィックや深みのあるアースカラーを基調とした「柄シャツ」である。70年代の古着を思わせるオープンカラーシャツから、モダンに再解釈された幾何学模様まで、そのセレクトは実に多岐にわたる。単なる流行の追随ではなく、自身の骨格や雰囲気に完璧に馴染む古着の1点ものをミックスする手法こそが、彼特有のオーラを生み出している理由だ。