偕楽園の最大の魅力は、なんといっても品種の豊富さにある。「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と順番にバトンがつながれていくため、まつり期間中の約1ヶ月半にわたり、いつ訪れても異なる表情の梅に出会えるのが特徴だ。
2026年は、1月下旬の寒波と2月上旬の急速な気温上昇が重なり、例年以上にメリハリのある開花リレーが展開されている。2月中旬現在は「寒紅梅」や「八重冬至」といった早咲きが見頃を迎えており、2月下旬から3月上旬にかけては「月影」や「虎の尾」などの中咲き品種が全盛期を迎える見込みだ。さらに3月中旬以降は、重厚な紅が美しい遅咲きの品種がフィナーレを飾る。
「一気に満開を迎えてすぐ散る桜と違い、梅はグラデーションのように咲き進みます。何度足を運んでも新しい発見があるのが偕楽園の面白さですよ」と、現地の庭園管理スタッフは語る。見頃のピークを狙うなら、中咲きと遅咲きが交錯する2月28日から3月8日あたりの週末が最も華やかになりそうだ。