離婚手続きの中で最大の焦点となったのが、財産分与と婚姻費用(生活費)の清算であった。かつて年間所得でトップに君臨し、巨額の著作権印税を手にしていたヒットメーカーの懐事情は、当時の豪華絢爛なイメージとは大きくかけ離れていた。
過去の著作権譲渡問題に起因する多額の負債、さらには莫大な法的手続き費用が重くのしかかる。一部報道で取り上げられた月額生活費の提示額を巡り、双方の弁護士による激しい攻防が展開された。一時は破綻状態とまで囁かれた資産状況の中で、どのような法的解決が図られたのか。華やかな表舞台の陰に隠された過酷な財務の現実は、ヒット調律師の切実な実情を物語っていた。