白米千枚田を訪れるにあたっては、一般的な観光地巡りとは根本的に異なる心構えと事前確認が求められます。ネット上には「能登はまだ一般観光客が行ってはいけないのではないか」という過度の自粛論がある一方で、「普通にドライブで行けるだろう」という甘い見通しも散見されます。この両極端な認識のギャップこそが最大の盲点です。
輪島市 白米町 観光アクセスにおける最大の留意点は、幹線道路である国道249号の道路状況です。幹線ルートの応急復旧は完了しているものの、トンネル付近や海岸沿いのカーブなど、現在も複数箇所で片側交互通行規制が敷かれています。大型ダンプカーや重機運搬車が頻繁に行き交うため、金沢方面や能登空港からの所要時間は、震災前の想定より30分から1時間程度の余裕を見込む必要があります。
また、公共交通機関(路線バス)も本数を限定した特別ダイヤで運行されている場合があり、日没後の「あぜのきらめき」鑑賞後に公共交通で移動することは極めて困難です。レンタカーを利用する場合は、日没前の明るい時間帯に現地へ到着し、夜間の山道運転には細心の注意を払わなければなりません。