月9の爆発的なブームを語る際、ドラマの世界観と完璧にシンクロした主題歌の存在を無視することはできません。主題歌がドラマを盛り上げ、ドラマのヒットがCDセールスやストリーミング再生数を爆発させるという強力なシナジーが、月9発のカルチャーとして定着しました。
1990年代には、小田和正「Oh! Yeah! / 時に愛は」(『東京ラブストーリー』主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」)が270万枚以上を売り上げ、CHAGE&ASKA「SAY YES」(『101回目のプロポーズ』)が280万枚超の大ヒットを記録。久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「LA・LA・LA LOVE SONG」(『ロングバケーション』)や宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」(『HERO』)など、誰もがイントロを聴くだけで作中の名シーンを思い浮かべられる名曲が次々と誕生しました。
この黄金法則は令和の時代にもしっかりと受け継がれています。Official髭男dismの「Subtitle」(『silent』は木曜劇場枠ですが、月9チームが制作に関与)や、近年の月9作品を彩る新世代アーティストの書き下ろし楽曲は、TikTokやYouTubeを通じてバイラルヒットを連発しています。時代がCDからストリーミングに移行しても、「月9の主題歌=時代のアンセム」という構図は揺らいでいません。