かつて日本の家庭で広く使われていた「嫁」という言葉。しかし、この響きに強い抵抗感を示す若い女性が増えています。「家に入る」という旧来の結婚観を連想させるためです。特に共働きが当たり前となり、自立した個人同士の結婚という意識が強い現代において、「うちの嫁」という表現は、どこか所有物のように扱われていると感じさせる危険性があります。
パートナーシップのあり方が多様化する中で、言葉の持つニュアンスは想像以上に敏感に受け止められます。第三者に紹介する際、悪気なく「息子の嫁の〇〇さん」と紹介することが、相手にとっては「私はこの家の所有物ではない」という反発心を芽生えさせるきっかけになり得るのです。