国内の超高層ビル競争は、東京を中心とする再開発によって新たな局面を迎えています。2026年11月に東京都港区に誕生した「麻布台ヒルズ 森JPタワー」(高さ約330m)の開業に伴い、あべのハルカスは単独首位の座を譲り、国内第2位となりました。さらに、東京駅日本橋口前で建設が進む「Torch Tower(トーチタワー)」(高さ約385m)が控えており、日本の超高層建築は300m台後半の時代へと突入しています。
日本の歴代主要超高層ビルのスペックと特徴を比較したデータは以下の通りです。
ここで注目すべきは、ビル最上部の利用形態です。麻布台ヒルズ森JPタワーの最上層(54階〜64階)は居住者専用レジデンスおよびプライベート施設が中心であり、一般来訪者が日常的に立ち入れる構造にはなっていません。対照的に、あべのハルカスは最頂部の58階〜60階を一般向けの展望台「ハルカス300」として開放しており、誰でも地上300m級のパノラマを体験できる点において、観光・集客施設としての独自価値を維持しています。