小宮浩信の人物像を語るうえで欠かせないのが、「実家がお金持ち」という生い立ちの背景です。
公私にわたる取材やテレビ番組での証言によると、小宮の父親は東京大学大学院を修了した極めて優秀な研究者・元大学教授クラスの学者です。国内屈指の学術機関や研究施設に籍を置き、学問の第一線で活躍してきた超エリートでした。
さらに小宮家は東京都練馬区の一等地に複数の不動産を所有し、アパート経営を手がける大地主・資産家の一族でもあります。小宮自身も幼少期から何不自由ない経済的支援を受けて育ち、成城学園という学費の高い私立一貫校に通うことができたのも、盤石な家柄の支えがあってこそでした。
厳格で学問を重んじる父親と、アカデミックな家系の中で育った小宮にとって、「高校留年」や「大学へ進学せずお笑い芸人になる」という選択は、家族関係において相当な摩擦を生むものでした。しかし、父親は最終的に息子の選んだ道を黙認し、下積み時代も遠くから見守り続けたと伝えられています。豊かな家庭環境でありながら甘え切ることなく、ハングリーにお笑いの頂点を目指した背景には、偉大な父親へのコンプレックスと自立心がありました。