『SKET DANCE』の完結後も、篠原健太の進化は止まらなかった。本格SFミステリーとコメディを高次元で融合させた『彼方のアストラ』は、『少年ジャンプ+』で連載され、マンガ大賞2019を受賞するなど極めて高い評価を獲得した。巧みな伏線回収の技術は、コメディ漫画で培った構造分析力の賜物と言える。
そして現在、大ヒット連載中の『ウィッチウォッチ』では、魔女と使い魔たちの奇妙な同居生活を描き、洗練されたギャグと青春ドラマで見事な腕前を見せている。師匠である空知から受け継いだ「笑いと涙の黄金比」は、作品を重ねるごとに熟成されている。