画面上での鬼気迫るオーラとは裏腹に、素顔の彼女は京都出身らしい独特の柔らかさとマイペースな雰囲気を漂わせている。学生時代から演劇の魅力に取り憑かれ、地道な現場経験を重ねて叩き上げてきた確かな足腰を持つ。
バラエティやインタビューで見せる飾らない人柄や、どこか脱力感のある関西弁のトーンに惹かれるファンも多い。しかし、ひとたびカメラが回るとその空気感は一変する。醸し出していた親しみやすさは瞬時に消え去り、役柄の怨念や孤独をそのまま体現する憑依型の演技へとスイッチが入る。このオンとオフの落差、掴みどころのないミステリアスな佇まいこそが、唯一無二の魅力を形成している。