壁紙だけでなく、喫煙者の口元にもヤニの影響は現れます。「アイコスに変えてから歯が黄色くなった気がする」という現象は決して気のせいではありません。歯の表面を覆う薄い膜(ペリクル)に、アイコスの蒸気に含まれる微量タールと植物性グリセリンが吸着し、日々の飲食(コーヒー、紅茶、カレーなど)に含まれるポリフェノールと結びついて頑固な「ステイン(着色汚れ)」を形成します。
一度ペリクルと強固に結合したステインは、一般的な市販の歯磨き粉で強くこすっても容易には落ちず、研磨剤入りの歯磨き粉でゴシゴシ擦るとエナメル質を傷つけて余計に着色しやすい歯になってしまいます。
根本的に白い歯を取り戻すには、歯科医院での専門ケア(PMTCやオフィスホワイトニング)が最も確実です。
- 歯科クリニックでのクリーニング(PMTC):保険適用〜自費(3,000円〜10,000円程度)。歯石除去とともに表面のヤニステインを研磨除去。
- オフィスホワイトニング(歯科医院での施術):自費診療(1回15,000円〜40,000円程度)。過酸化水素を用いて歯の内部の着色を漂白。
- ホームホワイトニング(マウスピース装着):自費診療(20,000円〜35,000円程度)。自宅で過酸化尿素ジェルを用いてじっくり白くする。
喫煙習慣がある限りステインの再付着は避けられないため、3ヶ月に1回程度の定期的な歯科クリーニングを受けることが、口元の清潔感を維持する最短ルートです。