かつてファストフードの健康的リスクを世界に知らしめた金字塔といえば、2004年に公開されたドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』だ。監督兼主演を務めたモーガン・スパーロック氏は、30日間にわたりマクドナルドのメニューだけを食べ続け、自身の身体がどのようにむしばまれていくかを克明に記録した。この作品はファストフード業界全体に甚大な衝撃を与えた。
現在でもNetflixなどの動画配信プラットフォームで鑑賞できるこの作品は、「ファストフードを毎日食べると健康を害し、劇的に太る」という固定観念を世界中に植え付けた。しかし、この映画が提示した衝撃的な展開こそが、のちに「食事内容とカロリーのコントロール」という現代的な視点が生まれる大きな契機となったのである。