こうした食後の違和感について、医療の最前線ではどのような見解が示されているのだろうか。日本消化器病学会に所属するある消化器内科の専門医は、消化管全体の連携に着目する。
「腸活という言葉だけが一人歩きし、腸のことばかり意識がいきがちですが、消化の第一関門は胃です。胃の運動機能が低下している時、高タンパク・高脂質な発酵食品は消化の過大負荷になります」
腸内細菌叢の改善を急ぐあまり、胃の許容量を超えた量を一気に摂ることは本末転倒となりかねない。消化器系のトラブルを防ぐには、腸だけでなく胃粘膜の健康状態や胃酸分泌のバランスに配慮することが不可欠である。