こうした絵文字文化のバックボーンを支えているのが、文字コードの標準化を担う非営利組織「Unicode Consortium」だ。同団体の共同創設者であり長年会長を務めたマーク・デイヴィスらの主導のもと、絵文字は世界共通の言語へと進化を遂げた。
最新規格であるEmoji 16.0の策定に至るまで、ハートに関連する新しいシンボルや肌の色の組み合わせが継続的に追加されている。多様性や表現の自由度を高める取り組みは、現代のデジタル社会において極めて大きな意味を持つ。
ただし、送信側と受信側で表示が微妙に異なる点には注意が必要だ。AppleのiOS環境とGoogleのAndroid環境では、同じUnicodeコードポイントであってもグラフィックのデザインやシェーディング、グラデーションの質感が異なる。OSの違いによる見え方のギャップが、時に予期せぬ印象のズレを生むこともあるのだ。