認知症ケア革命ユマニチュードの秘密と拒絶が消える現場の最前線

認知症ケア革命ユマニチュードの秘密と拒絶が消える現場の最前線

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1970年代のフランス。病院の現場で体育学の観点から身体の使い方を研究していたイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティは、ある残酷な現実に直面していた。寝たきりの患者や強い不安を抱く高齢者が、しばしば力ずくの介助によって自尊心を傷つけられていたことだ。二人は人間としての尊厳を保ちながらケアを行うための「言葉と動作の技術」を構築し始めた。

この技法が日本に上陸する決定的な契機となったのが、国立病院機構東京医療センターの総合内科医である本田美和子医師の存在だ。本田医師はフランス現地で目の当たりにしたケアの光景に衝撃を受け、日本への本格導入を決意。単なる技術移転にとどまらず、日本の医療・介護体系に即した臨床研究を重ね、エビデンスに基づく普及へと舵を切った。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。