大衆文化や映像作品における装いにも、腰回りの美的哲学が深く刻まれている。大ヒット海外ドラマ『SUITS/スーツ』でハーヴィー・スペクターが見せる完璧なスリーピースの装いは、隙のない仕立てと完璧なベルトワークによって知的な威厳を確立している。
また、映画『華麗なるギャツビー』に見られるクラシック・アメリカン・エレガンスでは、サスペンダーと並び、上質なバックル使いが男のステータスとして印象的に描かれた。時を超えて愛されるメンズファッションの名作たちは、細部へのこだわりがいかに見る者を魅了するかを示している。