日本代表のフロントローとして世界を震撼させてきたプロップ具智元(グ・ジウォン)。彼のスクラムにかける執念は、韓国代表の名プロップだった父・具東春(グ・ドンチュン)氏の薫陶から始まった。中学時代に兄とともに来日し、日本文理高校、拓殖大学を経てトップシーンへと駆け上がった道のりは、決して平坦なものではなかった。
幾度もの怪我や異文化の壁に直面しながらも、ジャパンラグビー リーグワンの舞台で鍛え抜かれたスクラムワークは世界基準へと到達。日本国籍を取得した際の会見で見せた決意の表情は、多くのラグビーファンの記憶に焼き付いている。「日本のスクラムを世界一にする」という誓いを行動で証明し続ける背番号3の存在は、後続の世代にとっても最高峰の道標となっている。