ネット上で「お前ら人間じゃねぇ 元ネタ」を検索すると、多くの人が特定の少年漫画やアニメのワンシーンを想起します。結論から言えば、このフレーズは特定の1作品のみに著作権がある固定台詞というよりも、「複数の創作物における外道・怪物への怒りの叫び」と「ネット動画カルチャー」が融合して生まれたミームです。
漫画やアニメの劇中において、非人道的な行いを繰り返す悪役や、人類の倫理観から逸脱した敵組織に対し、主人公側が激昂して「お前ら人間じゃねぇ!」と言い放つ構図は、古くから王道のカタルシスとして描かれてきました。代表的な類似例として、昭和・平成の名作ドラマ『スクール☆ウォーズ』の名台詞「お前らそれでも人間か!」や、各種ダークファンタジー作品における人外への糾弾が挙げられます。
一方で、現代のネットユーザーが認識している「お前ら人間じゃねぇ」の直接的な火付け役となったのは、2000年代後半に隆盛を極めた動画投稿サイトのカルチャーです。アニメやゲームの登場人物が見せる人間離れした身体能力に対し、視聴者が画面越しに放った渾身のツッコミが、いつしか定型句として一人歩きを始めました。