マンホール転落事故の真相|なぜ蓋は開く?自治体の責任と生存法

マンホール転落事故の真相|なぜ蓋は開く?自治体の責任と生存法

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重量が約40kgから100kg近くある頑丈な鋳鉄製の蓋が、なぜ人力も使わずに外れてしまうのか。そこには下水道管内部の流体力学的なメカニズムと、経年劣化という2大要因が存在します。

マンホール蓋が開く理由として最も危険視されているのが、短時間に猛烈な雨が降るゲリラ豪雨時の管内現象です。道路の雨水ますから一気に下水管へ雨水が流れ込むと、管内にあった大量の空気が圧縮され、逃げ場を失った圧縮空気の塊が凄まじい勢いで上方のマンホールへと押し寄せます。この空気圧と押し寄せる水圧が組み合わさることで、大雨でマンホールが吹き飛ぶ現象が発生します。

さらに見逃せないのが、晴天下でも起きるマンホール転落事故の原因である「受枠と蓋の噛み合わせ劣化」です。大型トラックの度重なる通行で受枠が摩耗し、蓋がガタつく状態(段差・すき間)を放置すると、車両が蓋の端を踏んだ瞬間にテコの原理で蓋が跳ね上がり、そのまま裏返ったり開口したりすることがあります。維持管理の遅れが、日常の道路を危険地帯へと変貌させているのが実情です。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。