専用工具を買いに行かなくても、家庭にある一般的な刃物にひと手間加えるだけで、断面のボロボロやゴミの散らかりを劇的に防ぐことができます。
1. カッターナイフを温めて切る方法
ポリスチレンは約90℃〜100℃から軟化し、約150℃前後で容易に溶融します。カッターの刃を60〜80℃程度の熱湯に浸して温める、またはドライヤーの温風を数十秒あてることで、刃先の熱がビーズの表面をわずかに溶かしながら抵抗なく進むようになります。
※注意点として、ライターなどの直火で刃を炙る方法は、刃に黒いススが付着して断面を汚すだけでなく、温度が上がりすぎてポリスチレンが焦げ、有害な煙(刺激臭)が発生するリスクがあるため推奨されません。火傷防止のため軍手を着用し、温水やドライヤーを活用するのが安全です。
2. 包丁と「ロウソク」を使った驚きの潤滑カット
海外のDIYメディア(wikiHowなど)でも推奨されているのが、家庭用の万能包丁やパン切り包丁の刃に古いロウソクのロウ(または石鹸)を擦り付ける方法です。ロウが極めて高い潤滑効果を発揮し、発泡スチロールと金属刃の間の摩擦係数を劇的に低下させます。
切る際は、上から押し付けるのではなく、刃渡りを大きく使ってノコギリのように前後に長くスライドさせながら軽く引いていくのがポイントです。1回で完全に切断しようとせず、2〜3回に分けてスリットを深めていくと、ゴミがほとんど出ず美しい断面に仕上がります。