ママチャリや一般的なシティサイクルで空気を入れる作業は、正しい手順さえ把握していれば数十秒で完了します。しかし、バルブ各パーツの役割を誤解したまま作業すると、内部の空気が一気に噴出したり、口金が外れて思わぬ怪我につながるリスクがあります。まずは基本となるステップを順を追って確認していきましょう。
ステップ1:保護キャップ(黒い樹脂製)を外す
バルブの先端についている黒いプラスチックキャップを反時計回りに回して外します。このキャップは内部への泥やホコリの侵入を防ぐ防塵用です。
ステップ2:リムナット・袋ナット(トップナット)の締まりを確認する
キャップを外すと現れる銀色のギザギザしたナット(袋ナット)は、絶対に緩めてはいけません。ここを緩めると内部の弁が解放され、タイヤ内の空気が一気に抜けてしまいます。手で触れて緩みがないか確認し、指で軽く締めておきます。
ステップ3:空気入れの口金(トンボ口・クリップ式)を真っ直ぐ奥まで差し込む
一般的な家庭用ポンプの先端についている洗濯バサミのような金具(トンボ口・口金クリップ)を開き、中央のパッキン穴をバルブの先端に垂直に差し込みます。斜めに差し込むと隙間から空気が漏れるため、「バルブのネジ山が見えなくなる深さまで真っ直ぐ押し込む」のが最大のコツです。その後、クリップを離してバルブをしっかり挟み込み固定します。
ステップ4:垂直に体重を乗せてポンピングする
ポンプのベースを両足でしっかり踏み、ハンドルを上まで引き上げてから、腕力だけでなく体重を乗せて真下へリズミカルに押し込みます。数回ポンピングした時点でタイヤが硬くなっていく手応えを確認してください。
ステップ5:口金を素早く外し、キャップを締める
目標の硬さに達したら、クリップを開いて口金を真っ直ぐ引き抜きます。最後に黒い保護キャップを時計回りに回してしっかり締めれば完了です。