どうしても温泉に入らざるを得ない状況(経血量が落ち着いている場合や貸切風呂など)では、雑菌の繁殖と経血漏れを最小限に抑えるための厳格なプロトコルが必要です。
1. タンポンを挿入するベストなタイミング
タンポンを温泉へ入れるタイミングは、「脱衣所に入り、湯船へ向かう直前」が鉄則です。部屋や移動中から装着したまま入浴すると、すでに経血を吸収して膨張した状態でお湯に浸かることになり、吸収許容量を超えてタンポンから温泉内で漏れる心配が一気に高まります。必ず脱衣所のトイレで新品のタンポンを清潔な手で挿入してください。
2. 湯船に浸かる時間の制限
長湯は厳禁です。湯船に浸かる時間は最長でも10〜15分程度にとどめ、長時間の半身浴やサウナの利用は避けてください。体温上昇により血流が促進され、急激な出血量増加を招く恐れがあります。
3. お風呂上がりの即時交換ルーティン
最も重要なのがタンポン使用後のお風呂上がりにおける交換です。湯船から上がったら、洗い場でシャワーを用いて陰部を外側からしっかりと洗い流します(膣内までシャワーで洗うと善玉菌まで流してしまうため外側のみ)。
脱衣所のバスマットを踏む前に、あらかじめ用意しておいた予備のタオルで水分を拭き取り、速やかにトイレへ直行してタンポンを抜去・交換してください。温泉水を吸い込んだタンポンを装着したまま放置することは、感染症リスクを跳ね上げる極めて危険な行為です。