2026年現在、柔道界で最も熱い議論を呼んでいるのが、高段者(六段以上)が締める「紅白帯(赤白帯)」、そして女子選手における帯のデザインだ。かつて日本の女子柔道では、黒帯の真ん中に「白い線」が入った帯が義務付けられていた。これは男子との区別のために導入されたものだったが、「ジェンダー平等に反する」との批判が高まり、近年では国内外で廃止の動きが加速している。
さらに、最高峰の象徴である「赤帯(九段・十段)」や「紅白帯」の着用基準についても、国際的な平準化を求める声が上がっている。性別や国籍に関わらず、実力と貢献度のみで評価されるべきだという思想が、帯のデザインそのものを変えようとしているのだ。伝統的な様式美を守ることと、現代の倫理観に適合することのバランス模索が続いている。