歴代指揮官の優劣を測る上で、最も明確な指標となるのが「公式戦の通算勝率」です。一定試合数(20試合以上)を指揮した歴代監督の成績を比較すると、極めて興味深いデータが浮き彫りになります。
サッカー日本代表の歴代監督勝率ランキングにおいて、単独トップを独走しているのが現指揮官の森保一監督です。通算勝利数・勝率ともにJFAの歴史上群を抜いており、7割を超える圧倒的なアベレージを記録しています。アジア予選での手堅い勝利はもちろん、ドイツやスペインといった欧州メガクラブの主力揃いの強豪国を親善試合・本大会問わず撃破し続けている点が、過去の指揮官と決定的に異なります。
1位:森保一(勝率 約72%)※国際Aマッチ80戦以上を指揮しトップ
2位:ジーコ(勝率 約52.8%)※71戦37勝16分18敗
3位:アルベルト・ザッケローニ(勝率 約54.5%)※55戦30勝12分13敗
4位:ヴァイッド・ハリルホジッチ(勝率 約55.2%)※38戦21勝9分8敗
5位:フィリップ・トルシエ(勝率 約46.5%)※71戦33勝17分21敗
6位:岡田武史[第2期](勝率 約46.0%)※50戦23勝13分14敗
数字上で上位に食い込むジーコジャパンの戦績は、中村俊輔、中田英寿、小野伸二、稲本潤一らを擁した「黄金世代」の個のタレント力に支えられていた側面が強く、アジアカップ2004の劇的な優勝などが勝率を押し上げました。一方で、対強豪国とのアウェー戦などマッチメイクの厳しさを考慮しても、森保体制の安定感は歴代屈指の数値を誇っています。