事態はスキャンダルの域を完全に超え、取り返しのつかない凶行へとエスカレートする。2012年9月、六本木のクラブ「フラワー」において、金属バットを持った覆面集団が一般男性を人違いで撲殺するという残虐極まりない事件が発生した。
この事件で主導的な役割を果たしたとされ、後に実刑判決を受けたのが石元太一である。彼は芸能界や格闘技界との太いパイプを持ち、自らもタレント活動を行っていた人物だった。一方で、犯行グループを統率したとされる首謀者の見立真一は海外へ逃亡し、現在も国際手配されたまま行方を眩ませている。
この凄惨な事件を重く見た警視庁組織犯罪対策部は、暴走族のOBらで構成される暴力的なグループを「準暴力団」と規定。警察当局による徹底的な壊滅作戦が幕を開けた。