装備強化を極めようとするプレイヤーの前に立ち塞がる最大の壁が、金床に突如現れる「コスト高すぎ!」(英語表記:Too Expensive!)という警告表示です。必要レベルが40以上に達すると、たとえプレイヤーがレベル100を保持していようとも、サバイバルモードでは金床操作そのものが完全に拒絶されます。
この現象の正体は、内部データとしてアイテムに記録されている「累積作業回数(Prior Work Penalty)」というペナルティ加算構造にあります。アイテムを金床で加工(修理、リネーム、エンチャント合成)するたびに、そのアイテムの内部カウントが1ずつ増加します。そして、次回の加工時に要求される追加経験値レベルは、なんと「2のn乗 - 1」(1回目:+1、2回目:+3、3回目:+7、4回目:+15、5回目:+31...)という指数関数的なペースで跳ね上がっていくのです。
最悪なのは、1本の剣に対して「本Aを合成」「次に本Bを合成」「次に本Cを合成」と直列に1冊ずつ追加していくやり方です。わずか5〜6回目の合成でペナルティだけで31レベルを超え、エンチャント自体の基礎コストと合算されて即座に40レベルの天井に激突します。
この悲劇を完全に回避する唯一の解法が、「トーナメントツリー方式」と呼ばれるバイナリツリー型の合成手順です。装備に直接本を足していくのではなく、本同士をあらかじめ合成して2冊分の本を作り、さらにそれらを合体させて4冊分の複合本を作った上で、最終段階でまっさらな装備と一気に合体させます。
この手法を徹底することで、装備本体の内部作業回数を最小限(2〜3回程度)に抑え込むことが可能となり、6個から7個もの最高ランクエンチャントを付与した究極のフルスペック装備であっても、「コスト高すぎ」に引っ絶滅することなく安全に完成させることができます。