こうした郷愁を誘う味わいは、近年のサブカルチャーやグルメドラマでも再評価の波が押し寄せている。人気ドラマ『孤独のグルメ』では、主人公がふらりと立ち寄ったドライブインで無造作にケチャップを塗られた一本を頬張り、「これだよ、このチープな旨さがいいんだ」と唸る場面が視聴者の心を掴んだ。
また、酒飲み女子の日常を描く『ワカコ酒』でも、冷えたハイボールのお供として魚肉ソーセージ版のアメリカンドッグが登場。昔ながらの親しみやすい味わいが、若者世代には逆に「新鮮でレトロエモい」と捉えられ、世代を超えた愛されフードとして確固たる地位を築いている。