メジャーリーグの全30球団を理解する第一歩は、リーグ構造と「メジャーリーグ地区分け地図」の把握から始まります。MLBはアメリカン・リーグ(AL)15球団とナショナル・リーグ(NL)15球団で構成され、地理的な位置関係に応じてそれぞれ「東地区」「中地区」「西地区」に5球団ずつ配置されています。
かつて「ア・リーグとナ・リーグの違い」といえば、指名打者(DH)制の有無が最大の論点でした。1973年からDH制を採用していたア・リーグに対し、ナ・リーグは投手が打席に立つ伝統を死守してきました。しかし、2026年の労使協定改定によってナショナル・リーグにも「ユニバーサルDH(全面DH制)」が正式導入され、現在ではルール上の決定的な差異は解消されています。
とはいえ、1876年設立で「シニア・サーキット」と呼ばれる最古の歴史を誇るナショナル・リーグと、1901年に誕生した「ジュニア・サーキット」のアメリカン・リーグでは、ファン層の気質や球団カルチャー、球場の設計思想において今なお異なる独自のプライドが息づいています。