この盛り上がりは、衰退の一途を辿っていたナイトレジャー産業にも劇的な変革をもたらしている。玉袋筋太郎氏が会長を務める全日本スナック連盟の関係者も、近年の客層の変化に目を見張る。
「かつてスナックは中高年男性の独壇場でしたが、いまや女性の一人客や若いカップルが当たり前のように暖簾をくぐります。適度な距離感を保ちながら見守ってくれるママの存在が、現代のセーフティネットとして再定義されているのです」
孤立が深刻化する都市生活において、隣り合わせた見知らぬ誰かと乾杯を交わすコミュニティの価値が、今あらためて見直されている。