普段は交わることのない両リーグが直接対決する「セ・パ交流戦」と「日本シリーズ」は、それぞれのリーグが培ってきた野球観が衝突する実験場だ。過去20年のデータを振り返ると、パ・リーグが勝ち越すシーズンが多く、「パ強セ弱」と囁かれた時期もあった。しかし、近年はその差が極めて縮まっている。
パ・リーグのパワーピッチングに対し、セ・リーグの打者がいかにアジャストするか。あるいは、セ・リーグの細かい揺さぶりに対し、パ・リーグの守備陣がどう対応するか。2026年の交流戦でも、セ・リーグ球団がパ・リーグの本拠地でDHを効果的に活用し、逆にパ・リーグ球団がセ・リーグ主催試合で投手のスクイズに揺さぶられるといったシーンが頻発した。お互いのスタイルを学び合うことで、NPB全体のレベル底上げに繋がっている。