SNSが情報空間の中心となった現代において、「疑惑のデパート」という言葉は、政治家だけでなく企業不祥事やインフルエンサーのスキャンダルを語るネットスラングとしても幅広く再利用されています。
現代のスキャンダルは、ひとつの不正がX(旧Twitter)や告発系インフルエンサーによって暴露されると、過去のSNS投稿、過去の不適切発言、法的なグレーゾーン、人間関係のトラブルが一気に掘り起こされる特徴があります。この「デジタルタトゥーの連鎖掘り起こし」によって、瞬時にあらゆる疑惑が並ぶ「デパート状態」が形成されるスピードは、過去のどの時代よりも加速しています。
ネットユーザーの間では、「不祥事のバーゲンセール」「疑惑のメガモール」といった新たな派生語も登場していますが、根底にある「説明責任を果たさず、次々とボロが出る権力構造への冷笑と怒り」という本質は全く変わっていません。