人生100年時代が現実味を帯びるなか、フード・料理エンターテインメント業界において彼の存在感は増すばかりだ。定年まで企業人として働き抜いた後、思いがけず料理アシスタントとしてキャリアをスタートさせた経緯は、まさに異色のストーリー。決して特別な修業を積んだわけではない。だからこそ、日々の生活者の視点に立った切実で無駄のないアイデアが次々と生まれる。
撮影現場のスタッフが口を揃えるのは、彼の抜群の手際の良さと、現場を一瞬で和ませるユーモアセンスだ。小林まさみ氏を陰で支えるアシスタントでありながら、一度カメラが回れば主役に負けない存在感を放つ。この絶妙なポジションとチャーミングな人柄こそが、長年にわたり愛され続ける最大の秘訣と言える。